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海の事故は、陸上の事故に比べ、「過失」の特定が難しいという特殊性があります。陸上では、ご存知のとおり、道路が整備されておりますので、例えば、センターラインを割って走行し、対向車に衝突した場合は、運転者に「過失」があることは比較的明らかです。
もっとも、海上には、左舷対左舷ですれ違うというルールはあるものの、原則としてセンターラインや交通標識がありません。その時点で舵を切らなければならなかったのかという点が陸上に比べると明確ではなく、それゆえ「過失」の特定が難しいといえます。
海の事故にはこのような特殊性があるため、海上事故を起こしてしまった場合又は海上事故の被害に遭われた場合、いずれの場合でも、海上交通に精通している弁護士にご相談されることをお勧めいたします。